「…ため息吐くと幸せが逃げるぞ。莉奈」

海斗くんが眼を開けて身体を起こす。

私の髪の毛を触りながら、

「…もしかして後悔してる?
俺に抱かれた事」

と言った。

「…どうして?」

「東京と沖縄じゃ遠いし」

「うんん。抱かれた事、後悔してないよ。
ただ、海斗くんかっこいいから、他の子がほっとかないだろうなぁと思って」