「莉奈」 「…海斗くん」 「撮影の時に撮られなくて良かった」 「え?」 「マジで色っぽいから」 私のおでこ、まぶた、頬、唇にキスを落とす。 そして、首筋、肩、鎖骨、胸の中心に赤い印を付けた。 大きな手が私の胸に触れて、ゆっくり円を描くようにして撫で回す。 「…あ」 私の声をすくい取るように、海斗くんの唇が私の唇を塞ぐ。