「賑やかそうね」

「かなりね。車も人も混んでるし。
基地も近いから、外人も良く来るしさ。
見るだけでも楽しめるから」

「そうなんだ」

「最近では観光地でもあるしね」

と言って海斗くんが、被っていたキャップを外して、私の頭に被せた。

「海斗くん?」

いきなりの行動に、びっくりして海斗くんを見上げる。