「莉奈さん」 海斗くんは、ギュッと手を優しく握り返すと、 「大丈夫だから…」 再度、優しい声で私に問いかける。 「…うん」 「俺を信じて」 「…うん」 ニコッと笑顔を見せると、海斗くんも安心したのか、手をゆっくり離した。 (よし) 気合いを入れて、バイクに跨る。 そして海斗くんの背中に、両手を回した。