「海の表情、見える?」 「え?」 「見てごらん」 綾子さんに言われて、海斗くんの顔を見ると、私が見た事ない顔だった。 うんざりっていうような表情… 「普段はあんな風なの。 だから海に話しかける前に、挫折する子も多いんだけど。 あの子達はきっと海と同じクラスね。 あそこまでして話かけるなんて」 「そうなんだ」