「えっと…海斗くん」 「何?」 「綾子さんが大学に、向かうからって」 「解った。裏門で待ってるから、綾姉にそう伝えて」 「はい」 「じゃあ後で」 「うん」 そこで電話は切れた。 「莉奈。海どこで待ってるって?」 「裏門って言ってたけど…」 「やっぱりね。裏門だと思ったわ」 と言ってコーヒーを飲む。 「行きますか。莉奈、行くわよ」 と綾子さんが立ち上がった。