「…そ、そんな事…ないわよ」 動揺してどもりすぎかも。 絶対にバレる。 「そう?」 綾子さんに何かを言われる前に、私は話を変えた。 「…そうだ、綾子さん。私の写真集やDVDを沖縄に帰る時、持って来てるって本当?」 「ええ」 「本当なの?恥ずかしいよ…」 「大丈夫。見た後は海の部屋に置いてあるから」 「海斗くんの?」 それならそれで、恥ずかしい気が…