(海斗くんの隣に座ったのって初めてだな) チラッと横を見ると、 「莉奈さん。今、眠くない?」 と聞いて来た。 「大丈夫」 「じゃあ少し遠回りしていい? 夜の道をドライブしよう」 「うん」 「今の時間ほとんど空いているから、道も混んでないし」 と海斗くん。 私は海斗くんと一緒に居られる事が嬉しくて、自然と笑顔に。 横を見ると海斗くんも笑顔。 何だか嬉しかった。