綾子さんが、 「こっちから、父の大和〈やまと〉長男の陸斗〈りくと〉で、長女の律子〈りつこ〉よ」 紹介してくれた。 「初めまして。朝比莉奈です」 「いつも綾がお世話になってます」 とお父さん。 「いいえ。私の方が綾子さんに、お世話になってますから」 「つーか、本物はやっぱ可愛い」 「陸兄。莉奈ちゃんに手を出したら、彼女に言いつけるわよ」 と陸斗さんを叩きながら、律子さん。 「そうそう。さっさと着替えてくれば?」 綾子さんが言うと、みんな家の中に戻って行った。