「ここが莉奈の部屋よ。私の隣ね」 「ホテルの部屋見たい…」 「そう?」 「一応、必要な物は揃えたけど」 と海斗くん。 「足りない物があったら、いつでも海に言って」 「俺かよ」 「冗談よ。じゃあちょっと着替えて来るわ。 着替えたら、また来るわね」 綾子さんが部屋を出る。 「あ、莉奈さん」 綾子さんと同じように、部屋を出ようとしていた海斗くんが、クルッと振り向いた。