「だって、お姉ちゃんも樹もお互いのことが好きだったんでしょう。年数は樹のほうが半端なく長いけど。ならいいんじゃないの? 合意の上なら、わたしがとやかく言うべきじゃないと思うもの」
彼女に言われ、顔が赤くなる。
横目で樹を見ると、彼も目のやりどころに困っているのか視線をきょろきょろさせながら、頬を赤く染めていた。
「最近仲が悪そうだったのは痴話げんかだったのか」
「痴話げんかってそんなんじゃないよ。わたし、樹がわたしのことを好きだなんて知らなかったの」
「全然気づいていなかったの?」
「全く」
日和は苦笑いを浮かべながら、自分の頬をかいた。
「利香さんからそれっぽい話は聞いていたけど、素だったんだね。おめでとうと言っておくよ。特に樹にね」
「何で俺なんだよ」
「幼稚園のころからお姉ちゃん一筋だったんでしょう。十年以上も片思いをし続けるってすごいよね。それもこの鈍いお姉ちゃんに対して」
「幼稚園から?」
彼女に言われ、顔が赤くなる。
横目で樹を見ると、彼も目のやりどころに困っているのか視線をきょろきょろさせながら、頬を赤く染めていた。
「最近仲が悪そうだったのは痴話げんかだったのか」
「痴話げんかってそんなんじゃないよ。わたし、樹がわたしのことを好きだなんて知らなかったの」
「全然気づいていなかったの?」
「全く」
日和は苦笑いを浮かべながら、自分の頬をかいた。
「利香さんからそれっぽい話は聞いていたけど、素だったんだね。おめでとうと言っておくよ。特に樹にね」
「何で俺なんだよ」
「幼稚園のころからお姉ちゃん一筋だったんでしょう。十年以上も片思いをし続けるってすごいよね。それもこの鈍いお姉ちゃんに対して」
「幼稚園から?」



