わたしの意地悪な弟

 まずは日和の友人と合流して、わたしの友達と合流する予定だ。

 半田君や岡部君も来るらしいが、彼らは部活があるため、それが終わってくるらしい。そのため、彼らと合流するのは少し後になる。

「わたしは小梅を迎えに行くよ。小梅と合流したらメールするから、どこかに言っていていいよ。会場でも、別の場所でも」

「まだ時間があるし、一緒に行ってもいいよ」

「集団で迎えに来られてもびっくりするかと思うから、わたしだけでいいよ」

 彼女はそう明るく言い放つと、細い道に入っていく。

 その細い道を進み、大通りに出て少しいったところに、小梅ちゃんの家がある。

「どこかで時間でも潰そうか?」

 家に一度帰ってもいいが、また樹が行かないと言い出すと日和に怒られそうだ。
 わたしは樹を強引に連れ出すことはできないため、できるだけ外で過ごしたい。

 一番いいのはどこかのお店に入ってゆっくりすることだと思うが、始めて着る浴衣を汚してしまったらどうしようという迷いがあった。

 樹はそんなことを考えているわたしの腕を強引につかむ。

「樹?」