楓「いや〜。そこまで言ってくれるとは………優しいね。……時によぉ?藤堂。僕と勝負してよ。
  良いよね?」


殺気全開でニッコリ笑って藤堂に言った

顔を真っ青にしコクコクと頷いた。

その他の皆さんも少し青ざめていた

なんでだろ~ね?


楓「………でも、今は………(つω-`)」


そこまで言って、楓は目を擦る。


眠い……


終いには、ユラユラと揺れ始めた。普段楓は、ある仕事のせいで昼頃に寝ているのだ。


近藤「眠いのかい?」


楓「コクン………ネムイ(´・ωゞ)……でも…寝たら……いつ敵が……来るか……分かんないから……
  10年くらい………昼寝程度の……仮眠しか取ってない……けど……寝れない……」


それを聞いた皆は唖然とした。

こんな華奢で、15〜6の少女が、何をしていたらそんなに追い詰められるのか。


楓「でも…慣れてるんでへいき。昔からだもん……」


原田「馬鹿野郎。そんな顔して大丈夫なわけ無いだろう。」


グイッ

僕が、話し終えると同時に原田さんが僕を抱きしめた。


楓「??どーしたの?なんで、震えてるの?」


原田「楓が、あまりにも自分を追い詰めるからだよ。良いから、寝ろ。ここは危険は無いとは
   言い難いが、何かあったら俺が守ってやるからよ。」


楓「フッ………皆、まだ僕の事………信用してねぇくせに……だけど、原田さん……アンタだけは少し
  信じてやる……よ………スゥーーーー………スゥーーーー……」