「お前、俺のこと怒ってないの?」
「どしたの、いきなり?」
私は最初、その質問の意味が、よくわからなかった。
『顔がぐちゃぐちゃ』とか言ってたけど、
そこんとこ、スルーしたから?
「もとはと言えば、俺が海なんか誘ったせいだろ。
今日だって、花火大会行ったりしなきゃ、
こんなことには、さ。」
「…そんなことないよっ!」
早川の言いたいことが、ようやく理解できた私は、
それだけ言うのが精いっぱいだった。
そんなふうに思ってたなんて、正直ビックリしちゃって。
あれからずっと、責任感じてたんだ?
だから、気にして、優しくしてくれてたのかな。
もし、そうだとしても、私は早川に感謝してるのに。
どれだけ、救われたか知れないのに。
こんな時、何て言ったらいいんだろう。
うまく言葉が見つからない。
必死に、何か言おうとして、
言葉を探すけど、どれも違う気がして。
「責任なんて感じなくていいよ。」
やっと口から出たのは、そんな言葉だった。
ホントにそう思ったから、言ったのに、
言った傍からどんどん悲しくなってくる。
思いがけない早川の言葉に、
傷ついてる自分に気づいてしまったから。
「そんなに、かわいそうに見えるのかな?私」
「え?」
「なんか、遅くまで付き合わせちゃって、ゴメンね。
もう、大丈夫だから。
全然、平気だから」
バレバレの強がりだって、自分でもわかってる。
声が震えるのを抑えようとしても、ダメで。
もらったはずの元気も勇気も、
全てが責任や同情って言葉にすり替わってしまった。
さっきまで温かかった胸の奥が、
ウソみたいに冷えていくのを感じながら、
私は黙って、早川の自転車の後ろに腰かけた。
一秒でも早く、この場所からいなくなりたかった。
「どしたの、いきなり?」
私は最初、その質問の意味が、よくわからなかった。
『顔がぐちゃぐちゃ』とか言ってたけど、
そこんとこ、スルーしたから?
「もとはと言えば、俺が海なんか誘ったせいだろ。
今日だって、花火大会行ったりしなきゃ、
こんなことには、さ。」
「…そんなことないよっ!」
早川の言いたいことが、ようやく理解できた私は、
それだけ言うのが精いっぱいだった。
そんなふうに思ってたなんて、正直ビックリしちゃって。
あれからずっと、責任感じてたんだ?
だから、気にして、優しくしてくれてたのかな。
もし、そうだとしても、私は早川に感謝してるのに。
どれだけ、救われたか知れないのに。
こんな時、何て言ったらいいんだろう。
うまく言葉が見つからない。
必死に、何か言おうとして、
言葉を探すけど、どれも違う気がして。
「責任なんて感じなくていいよ。」
やっと口から出たのは、そんな言葉だった。
ホントにそう思ったから、言ったのに、
言った傍からどんどん悲しくなってくる。
思いがけない早川の言葉に、
傷ついてる自分に気づいてしまったから。
「そんなに、かわいそうに見えるのかな?私」
「え?」
「なんか、遅くまで付き合わせちゃって、ゴメンね。
もう、大丈夫だから。
全然、平気だから」
バレバレの強がりだって、自分でもわかってる。
声が震えるのを抑えようとしても、ダメで。
もらったはずの元気も勇気も、
全てが責任や同情って言葉にすり替わってしまった。
さっきまで温かかった胸の奥が、
ウソみたいに冷えていくのを感じながら、
私は黙って、早川の自転車の後ろに腰かけた。
一秒でも早く、この場所からいなくなりたかった。
