「はい、手を出す!
無茶ばっかりするんだから!!」


真白さんが救急箱を持って、
お母さんの傷の具合を見ている。


「真白に言われたくない。
忠告したのに玲に喧嘩教わるなんて。」


「真白には素質があったんだよ。」


神田さんはしれっと答えた。


「んな事知ってるわ!
でも、わざわざ教える必要あった!?」


「やってみたら楽しかったよ♪」


「真白ぉ〜……。
お願いだから変質者を見付けても仕掛けないで!」


お母さんはどうしても真白さんに
喧嘩して欲しくないみたいで必死になっている。


「え?ここに来る途中に蹴り倒したよ♪♪」


反対に真白さんは褒めてと言わんばかりに
ニコニコと笑っている。


「……ハァ…駄目だこりゃ。」


手に負えなくてお母さんが諦めちゃった(笑)