「サッサと降参しなさい。
良い大人が見苦しいわよ。」


「相変わらず容赦ないねぇ〜♪」


「それが朱音だろ?」


「違いねぇ!」


ケラケラと
櫻坂さん、神田さん、赤羽さんが笑っている。


「ク、クソッ!!」


カシャン!


豹柄男は大人しく拳銃を捨てた。


「李樹、二人をお願い。
類はアイツを片付けて。」


「分かってる。」


「分かりました。」


お父さんと的場さんが階段を上がって来る。


「おい、来い。」


お父さんは豹柄男を掴んで降りていく。


「朱羽さん、蒼月さん無事ですか?」


『は、はい。』


「ちょっと手足痛いぃ…。」


ロープで縛られて、痕になっていた。