初めて聞いた銃声に
心臓が騒がしい位に脈打つ。


嘘…お母さんが?そんなの嫌だ!!


「ぐああああッ!!」


『「!?」』


叫んだのは豹柄男。

その手にあった拳銃は床に落ち、
手は血だらけだった。


お母さんは!?


下を見るとお母さんは平然と立っている。


「さ、さっきは誰が撃ったのぉ…?」


豹柄男じゃないなら一体誰が。


「クソ…!誰だ!出て来い!!」


「俺の朱音に銃口向けてんじゃねぇ…。」


この声は、


『「お父さん!!」』


お父さんと的場さん、
そして、的場の家に集まってた皆が揃っていた。