碧side


「♪〜♪♪〜〜♪♪〜♪〜♪」


「随分とご機嫌ですね?
全てバレてしまったというのに。」


補佐を務める男が
蓮斗に殴られた頬に湿布を貼る。


めっさ痛いわ〜……。


「分かっとらんなぁ?
こーゆうのはバレてからが楽しぃんや。」


「……相変わらずですね。
そういう所は組長とソックリです。」


「親父と一緒にすんなや。」


ギロりと睨み黙らせる。


「……申し訳ありません。

話が変わりますが、例の件。
無事に完了出来た様です。

それと、組も動き始めたようで……。」


「お!その報告を待っとったんや!!

今更動き出したんか?
相変わらず難儀やなぁ〜(笑)
そんなんやから拉致られるんやで?

まぁ、えぇーわ。
お客サンは丁重に扱いーよ?」


「承知しております…それでは。」


礼をし、部屋を出て行く背中を見送り


「さぁ〜て…こっからが本番や。」


パソコンに向き直った。


碧sideEND