「……嘘じゃねぇーんだな。」


落ち着かせるように私の震える手を握る蓮斗。

でも、その表情は少し複雑そうな顔。


『蓮斗、碧はどうなるの……?』


「…碧を倉庫に呼び出す。
先ずはアイツに事の詳細を聞く。」


「問題はその後だけどねぇ〜?

朱羽と蒼月が言った通りなら、
碧は『樺沢組』『神崎組』だけじゃなく
僕ら『双神』を裏切った事になる。」


二人は『双神』を支える総長と副総長。


「筋を通さねぇとな……。」


蓮斗と亜蓮からは迷いは消えていた。