「朱羽さん!蒼月さん!!」 遠くで的場さんの声が聞こえる。 『んー!!んん!!!』 「ヤダぁ!んぐ!!」 口に布を当てられ、薬品の匂いがした。 「サッサと詰め込め!」 「これで樺沢組は俺らのもんだ。」 樺沢組…?何それ。 そんなの知らないんですけど……。 薄れていく意識の中で思い浮かんだのは お母さんとお父さんの顔だった。 助けて…。 そこで意識は途切れた。