「朱羽!蒼月!?
な、なんでお前達がここに!!??」


『それはこっちの台詞なんですけど!』


「でも、紘叔父さんにも聞きたい事あったから
丁度良かったねぇ〜♪」


毎度マイペースな妹のせいで空気が乱れる。


「誰かと思ったら
朱羽ちゃんと蒼月ちゃんかぁ〜!」


「成長して益々朱音に似てきたな。」


「しかも瓜二つだな!」


上からピンク、灰色、赤の髪色のイケメン。
他にも黒髪のイケメン二人が居る。


『あの、どうして私達の名前を…?』


「私達は全員貴女のお母さんとお父さん。

朱音さんと類の仲間と
思って下されば良いですよ。」


仲間…?


『的場さん…はこの人ですよね?』


持って来たアルバムを捲り、
青髪の人を指差す。


「えぇ、私です。
この家を継ぐ際に黒染めしたんですよ。」


だから雰囲気が違うんだ。
同一人物と分かった時ビックリしちゃったよ。