「その子が疾風くんの弟?
やっぱり、兄弟だからどことなく似てる!」


『真白さんも疾風さんを知ってるんですか?』


「朱音達と遊んでたからね!」


それもそうか!
てか、さっきから気になってたんだけど。


『凄く良い匂いがぁ~♡』


「うんうん♡」


リビングからとんでもない位良い匂いがする!!


ガチャ!


匂いにつられてリビングに入る。


「あら、おかえりなさい。」


『あれ?お母さんが座ってるって事は…。』


トントントン…ジュワー!


キッチンに居るのはお父さん?


「朱音さーん、もう少しで終わりますよ。」


「無理言ってごめんね~?」


キッチンから出て来たのは
知らない男の人だった。