双姫 Ⅲ



「確かにお前らが会ったのは結婚式ん時だな!
朱羽と蒼月にとっちゃ初対面になる。

天空は会ってっから覚えてるけどな。」


天空?


「天空ってさっきのチビですか?」


「おいおい、チビって本人に言うなよ?
将来『樺沢組』を背負う男だぞ。」


あのチビが……?そーいやそんな話をしてたな。


「見た目は子供でもアイツには類や俺。
『双覇』『神龍』全員が稽古してんだ。

お前ら二人より強ぇぞ。」


「「は!!??」」


「残念だったな。
『双神』を背負うお前らより天空のが上だ。」


ニヤニヤ笑う親父に殺意が芽生える。


「はい、これからが本題だ!
今のお前らは小学生の天空より弱い。

そんな男に『双姫』の娘が振り向くか?」


………………わざと天空を強くしやがったな?
顔が半笑いなのはなんでだ!!