双姫 Ⅲ



『女を舐めないでよね!!』


「そうだそうだぁー!」


同時にべーっと舌を出してその場から逃げる。


『蒼月やるじゃん!』


「おねぇちゃんこそぉ♪」


手を繋いで倉庫から出ると、
中が暗かったせいで少し目が眩んだ。


『眩しいー!』


「でも、見てぇ!すっごい綺麗な空だよぉ〜♪」


見上げると、
雲一つない綺麗な青空が広がっていた。


「朱羽、蒼月遅かったわね?何してたの??」


『え゛!?な、何も??』


「う、うんうん!」


あれは無かった事にしたい!!


「天空はどうした?」


あれ?


後ろに付いて来ていたと思った天空は
どこにも居なかった。