203号室で暮らそう

ふたりとも、畜産加工担当のおばちゃんだ。
 
いつも私を娘のように可愛がってくれる。
 
誘われるがままに、私はふたりの元へと行った。

「今日は午前中にお肉、2割引セールだったでしょう? 私、仕事前に買い込んで、そこの冷蔵庫に入れたのよ」

「……はい」

「ほらほら、日浦さん。おはぎどうぞ」