性悪王子と秘密の同居


私も急いでローファーを履き、寧々ちゃんのあとを追いかけた

そしていよいよ寧々ちゃんに追い付くッというときに

寧々ちゃんが止まった

私は当然走っていたため

「ブッ」

と寧々ちゃんにぶつかった

うぅ、鼻痛い…

と思いながら寧々ちゃんが見ている視線の先を辿ってみた

するとそこにはさっき帰ったはずの蓮様が

なぜかうちの方向に歩いていた

「羽音‼蓮様って私達と家逆方向だよね!?」

「そうだったと思うよ

でもなんでいるんだろ?」

「わかんないけどあと追いかけてみましょ!」