カッコつけすぎて

「黙って俺に守られとけばいいんだよ」

なんて言っちゃったし

照れすぎて

羽音の顔まともに見れなかったし

顔中に熱が集まって

耳まで絶対真っ赤になってた

それに、極めつけは羽音の

「ありがとう」

だった

あのありがとうには色々な思いが

込められてそうな言い方だった

何を込めてたのかはわからないけど

…とにかく

いつか羽音に照れずに

"好き"って言えるようになりたい

そう思いながら羽音と

共に歩いていた…

家につく頃には

雨はほとんど降っていなかった…

蓮side end