性悪王子と秘密の同居


…やってきました!

蓮くんのお部屋の前に!

でも肝心な部屋に入ることが

できません…

恥ずかしいよぉ…

前はこんなことで緊張

なんてしなかったのに…

むぅ…蓮くんのせーだ!

…と一人唸ってると

ガチャ

と目の前のドアが開かれた

「…唸り声中まで聞こえてんぞ

…いたなら早く声かけろよ」

「うぅ、ごめんなさいぃ」

「…入って、あ、飲み物とかいる?」

「あ、私持ってくる!

何がいい?」

「コーヒー

お前の荷物貸して」

「?はい」

「じゃあ今日のノルマ決めとくから

準備してきて」

「…はーい」