すると バッ と効果音が

付きそうなくらいの勢いで

寧々ちゃんと話してた

青石くんが振り向く

「れ、蓮がお礼を言ってる…!」

「蓮さまがお礼を言うのが

そんなに珍しいの?

私の情報にないんだけど!」

「俺、蓮がお礼を言ってるところ

指で数えれるぐらいしか

見たことねー!」

橘さんすげぇ‼

とばかりの表情でこちらを

見てくる青石くん

「藤堂くんはよくお礼

言ってくれるよ?

今みたいにご飯作ったあととか

洗濯しまってるときとか

見つけたら結構言ってくれるよ?」

「…だって俺、陽太にお礼言う

ようなことされてないし」

「うわぁ、ひっでぇ」