もしかして、私はあまり男子と仲良くなることがないから勘違いしたのかな?
なんて考えていたら、目的地のスーパーに到着した。
〜祐side〜
スーパーに着いた俺達は役割分担をして買い物を始めた。
それにしても、まじで焦った。
七海が男子と仲良く話してるとこなんて見慣れてなかったし。
とっさにあんな大声で呼んじゃったけど、ちょっとやりすぎたかな。
にしても、引っかかるのはあの奏也ってやつの反応なんだよな。
俺が七海を呼んだら鋭い目つきで見られたような?
ま、もしあいつが七海を好きだとしても、七海は違うみたいだし今のところは大丈夫そうだな。
ただクラスが一緒となると、油断はできねーよな。
なにか考えねーと…。
〜七海side〜
買い物を終えて家に帰ると、祐のお母さんが家に来ていた。
「あらななちゃん!おかえりなさい」
「おばさん!お久しぶりです!」
祐のお母さんはかなりの美人さんで、おばさんと呼ぶのにも抵抗を感じるくらい。
「さ!支度しましょうか!」
「七海は祐くんと部屋に行ってなさい」
「わかったー!」
私はお母さんに言われた通り、祐を連れて自分の部屋に入った。
〜祐side〜
まじかよ!
おばさん本気かよ!?
ま、俺の気持ちなんて知らないだろうし、しょうがねぇか。
めちゃくちゃ信頼されてるな…。