「ちょっとお腹空いたね!お昼食べよっか!」
私は慌てて話題を変えた。
「そうだな!昼にするか!」
近くの飲食店でお昼を食べて再び外に出た。
「どんどん行くぞ!次はあれな!」
「はいはい!」
祐って、こうやって見てると少し子供っぽいよね。
あんなに楽しそうにはしゃいでて。
私まで楽しくなるんだよね。
そんなことを考えながら、園内のアトラクションを次々と回った。
「かなり回ったな!もう日も暮れてきたし、次が最後だな」
「そうだね」
「じゃあ…観覧車、乗ってもいいか?」
「うん、乗ろっか」
見当はついていた。
それに、私もそうするつもりだった。
この観覧車の中で、ちゃんと話をしよう。
「いってらっしゃ〜い!」
お姉さんに見送られてゴンドラは上昇し始めた。
「お!みろよ!夕焼けがきれいだぞ!」
「わぁ!ほんとだ!」
「なんか、昔を思い出すな。よく公園の木に登って遊んだっけ」
「懐かしいねー」
さあ、言わなきゃ!私!

