そんなことを考えつつも、なかなかいい感じで賢人と歩くことが出来た。




「よさそうだな!次は走ってみるか!」




「うん!」




「いくぞっ!せーのっ!」




賢人の声に合わせて走り始める。




よしっ!いい感じ!




と思ったその時!




「…危ない!」




え!?




突然視界の横から他のペアが飛び出してきた。




「きゃっ!」




止まろうとしたけど紐のせいで上手く止まれずに私はそのまま勢いよく倒れてしまった。




〜賢人side〜




「七海!おい!七海!」



やばいな。意識がない。



俺はすぐに紐を外すと七海をおぶって保健室に行った。