「ねぇ瑞希ちゃん。」

「はい?」

「俺と約束しない??」

「約束…ですか」

「うん。悲しい時は悲しい、辛い時は辛い、そうお互いに言い合おう??瑞希ちゃんは我慢し過ぎだよ。」

我慢…??

我慢なんて…

「我慢なんて、してないですよ?」

「してるよ。じゃあ、なんで笑えないの??前に本で読んだんだ。素直になれない人は、心から笑えないって。」

「だから、俺には我慢しないで。ねっ??俺も言うからさ!!」

「はい…」

「じゃあ、約束ね?」

そう言って私達は約束を交わした。

そのまま少し遅くまで話して帰ることにした。