「ファーーー」 寝ていたせいであくびが…。 「あっ……起きた。」 突然の夏樹の声。その声でベンチに座った私を横抱きにして夏樹に抱きしめられていることに今気づく。 夢じゃなかった。なんてことしちゃったんだろ。 「真琴?まーこーと?」 「夏樹!ごめんなさい!」 とっさに出たのは謝罪だった。 「え?いいのに。可愛かったしね。」 「ヴッ……。」 「でも、なんで泣いてたの?」 私泣いてた?まじか。真琴への我慢してる気持ちだろうけど、そんなの言えるわけない。