小さな恋、大きな恋。

うゎ……、スゴイ、本当に皐月君が隣だ。

私、今年の運、使い果たしちゃったかも……。

「よろしくね、由梨ちゃん。」
言われた声に、とってもとっても嬉しくて。

思わず、
「うん‼よろしくね、皐月君。」
へにゃ……と笑った。

ザワザワしていた教室が、急にシン……となる。

あれ??
あれあれ??

大変、私が不細工な顔したから、みんな引いちゃったんだ‼

オロオロして、涙がじわ……と滲んでくる。

「由梨ちゃん??」
異変に気づいてくれた理沙ちゃんが声をかけてくれて、思わず……。

「ふぇ……理沙ちゃん~‼」
と、理沙ちゃんに抱きついた。

「よしよし、大丈夫だよ~」
頭をナデナデしてくれる理沙ちゃんの周りに、すご~く人が集まってきた。

遙ちゃんも来てくれて。

「あ~、皐月が泣かせたの~?」
「皇サイテー。」
男の子や女の子の声が次々と聞こえる。

「えっ、由梨ちゃん、俺のせい??」

「皐月、がっつきすぎなんだって~(笑)」
「由梨ちゃん可哀想~」

ち……ちが……。

ギュッと理沙ちゃんに抱きつく。
「ん??どうしたの??」
声をかけてくれた理沙ちゃんに。

「ちが……うの……。皐月君……せいじゃな……。わた……私……が……。」

「ん??」

「私が……変な顔したから……。」

「え、いつ??」

「さっき……(泣)」

「え~、可愛い顔しか見てないよ~。」

「だって……、みんなシーンって……(泣)」

あ~……、と呟いてから。

「違うよ~、由梨ちゃんが可愛かったからだよ~」
みんなが言ってくれたけど。

「みんな優しいから、嘘ついてる~(泣)」
と、更に理沙ちゃんにギュウギュウ抱きついた。

「やばい、萌えポイントがありすぎてヤバイ。」
「皇になんか渡せないわ……」
「理沙、私も抱っこしたい!変わって‼」