一目惚れ

「さてと!
せっかく2人の時間できたし、
俺の自己紹介だな!



うん!とりあえずここが俺の地元の都賀。
ここで生まれて、今に至る!

あっまことも同じな!
幼稚園も小学校も中学校も、高校も!
もう幼馴染っつうか、腐れ縁みたいな感じだ。

まっでも唯一親友って呼べるやつだな。

…あっとは…」




2人の時間って…サボってるだけなんだけど


それにしてもさっきから…なんなんだろ。
微妙な笑顔…


「…なんで無理して自己紹介する?」


「無理してるように見えんのか?


緊張すんじゃん。
俺のこと話すなんてさ」

自分で勝手に自己紹介と言い出したのに。

「それなら、しなければいい」


「ちょい待て!
あのな、
お前には俺のことちゃんと
知ってて欲しいんだ!
そうじゃなきゃ、
俺の彼女になってもらえねぇしな!

そんなこと俺に説明させんなよ。ったく!」

そうなのか…
とはいえ、
私は別に自己紹介を聞きたいとは
思っていないんだけど。