思わず固まる。

泊まってくでしょ?って、そんな当然のように言うの?

あたし、隣の家なのに!



それに……




「これ以上、俺、我慢できないよ?」




諒君はそう言ってTシャツを床に置き、ゆっくりとあたしに近付いた。






ドキドキドキドキ……



あたしの鼓動が、諒君の足音とシンクロする。

あたしは後ずさりして、壁に背中を押しつけた。




嬉しい、やっと諒君と結ばれるんだ。

だけど……

ダメ、今日は駄目なの!