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初対面だというのに、女の子の部屋だというのに、八代君はあたしの荷ほどきを手伝ってくれた。
相変わらずキラキラスマイルを浮かべながら。
あたしはそんな八代君にドキドキしながら部屋を片付けて……
八代君の手伝いもあり、予想以上に早く終わらせることが出来た。
「八代君、ありがとう!」
お礼を言うあたしに、八代君はやっぱりキラキラスマイルで、
「ううん、全然。
川島さんの手伝い出来て良かった」
なんて言ってくれる。
八代君ってかっこいいのに、全然気取ってないよね。
それに優しいし。
あたしはこの一件で完全に八代君に惚れてしまっていたのだ。



