ガラスのハート


 夫と店。

 どちらをとるか。

 麻里子は、店を選んだ。

 結果として店の経営は安定しており、仕事も楽しく、毎日は充実している。

 都内のマンションで一人暮らしという、なんら不自由ない生活を送っていた。

 『夫を捨て、仕事を取った。』

 この選択は間違っていなかった・・・
 これで良かったのだと麻里子は今でも思っていた。