菜々美は、子供の問題は、自分一人では片付けられるものではないから、真一ももっと一緒に取り組んで欲しいと毎晩訴えたが 真一は正直、あまり関心がなかった。 部長に昇格したことによる責任感からくるストレスに加え、家に帰れば口うるさい女房。 それらが手伝って、真一には酒が欲しかった。 さらに、取引先とトラブルを起こしたことにより、真一のストレスは最高潮に達していた、あの日 運命のタイミングの如(ごと)く出会ったのが、麻里子だった。