「ハル、リクは?
私、ありがとう、って言わなきゃ」
「そうだね。
リクなら図書館行ったよ。」
私が体を起こしたら
「でも。
ヒノはまだ動いちゃだめだ。
リクが来るまで待ってなよ。
そのうち来る。」
「うん、分かった。
ありがとう。」
そう言ったら微笑んでくれた。
「じゃ、オレは行くね。
……お大事に。」
「待って!」
「授業は??」
「授業は、終わったよ。
もう、放課後だ。」
「そうなんだ。ありがと。」
うん、と言っていた。
―ガラガラ。
ハルが出て行くと同時に
リクがはいってきた。
私はリクにもハルにも
秘密にしている事がある。
たった一つだけ。
それは………

