♬ヒノside♬


「おーい!!」

誰かの、声が聞こえた。




え!?!?!?

ハルとリクの声。


ハルが私達に手を振ってきた。



周りにいた女子はどうしたのよ。


あんなにモッテモテだったのに、
なんで振り切ってこっちに来たのか
分からないよ。

まったく………。



「おい。」



低くて響く声。

……ちょっと、怒ってる………?





「………なんで助けねーんだよ。」


リクが口を開いた。


リクは不機嫌。


っていうか、
こっちだって不機嫌ですよー。