みつばの奇跡~1st Clover~『✡*完*✡』


―ピロロンピロロン






……リクだ。

たぶん催促の電話。




「はい」
『おせーよ、ひのり!早く来い』



それだけ言い残して電話が切れた。




仕方なく部屋着に着替えて、
自分の部屋のベランダから
リクの部屋のベランダへ移る。



私のいつもの移動手段。


ハルのところに行く時もそうなの。





「ひのり、お前おせー……あ、おいっ!」

 






私はいつもは難なく渡れちゃう
ベランダの着地につまづいた。





―ドサッ






「いっててて…………、
………あ、ごめん。」



リクの顔を見ると
また顔が真っ赤になっている。