そう言い訳をし、諦めてばかりいた。






……でも、ちゃんと言わなきゃ。




今日だけはちゃんと、「好きです。」って言わなきゃ。


















その時、







「―――ごめん、待たせた。」







と、辰巳君が教室に入ってきた。