素直になれない唇。【短編】




昨日、たまたま隣の席の人が休みで、ひとりで日直をすることになった。


それで、放課後教室で日誌を書いてるとき。



本当に、本当にたまたま辰巳君が教室に忘れ物を取りにきた。














『………あのさ、俺。新野さんのこと、好き。』









いきなりで驚いた。


混乱して、言葉が出なくて。













だって…………、






ずっと辰巳君のことが好きだったから。