願わくはキミに



「…わっ」


大声を出しそうになり咄嗟に口に手を当て、その場から離れて放心状態になった。



な、何あれ…


ビックリ、した…



私は見てはいけないものを見てしまった子どものように、廊下の隅にしゃがんだ。


さっきの光景が頭の中で映画みたいにスローで流れる。



「き、気付かれてないよね…?」



そうボソッと零れるように漏らすと、また繰り返してリピートされる。


頭に焼き付いて消えない。


___大学ってすごい。