私は次の日普通に退院したのかだが、帰りはしないで田中先生が暇になるのを待った。 その方法を協力してもらいたくて。 昨日のあれからだから、なんかちょっと恥ずかしいな… なんて田中先生を待合室で待っていると、笑顔で手を振ってこっちに来てくれた。 「どうしたの?ハルキちゃん。 もう退院したんじゃ…」 ドキ… 「あの、どうしても教えてもらいたいことがあるんです!」 私はそう言って大声で頭を下げる。 周りを気にしてか、医務室に行こうと先生から誘ってくれた。