願わくはキミに




「す、すみません!大丈夫ですか?!」



誰もいないと勝手に決めつけていたのが間違いだった。

ちゃんと私以外にいたんだ…



「いや、こっちこそごめ…」



お礼を言いかけた黒渕のオシャレな眼鏡をかけたその人とレンズ越しに目が合う。



___あ

この人、蓮さんと海で…



その瞬間、あの出来事が頭に浮かんだ。