「じゃ学校行こうか。 これじゃあ学校遅刻だなー…」 先生はため息をつきながらとぼとぼと歩きだす。 私も後ろをついていく さっきの痴漢が原因で体が怖くて震えている。 男勝りの私でもやっぱり痴漢は怖かった。 「やっぱり同じ電車だったね。」 先生が声を掛けてくる。 「え……あ、はい。」 私は目を逸らす。 先生は急に立ち止まり振り返った。