ーカシャカシャ だけど、何度やっても作っては失敗して、作っては失敗しての繰り返し。 翔斗からも「やり直し」「だめだ」と端的に言われるだけで どんどんあたしのテンションはどん底に向かって落ちて行く一方だった。 何回やってもピンとツノが立ったメレンゲは程遠かった。 「もういい、次」 「でも……まだメレンゲできてないのに」 数時間後、呆れ果てた翔斗は違うメニューを出してきてそっちをやるように指示してきた。 その後もごはんとお風呂以外はずっと二人でキッチンに立ってあたしの特訓は続いたんだ。